ボヤージュ日記

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バルセロナのピカソ美術館

バルセロナの旧市街にあるピカソ美術館には、ピカソの10代の頃から、青年期の作品を中心に展示してあります。

ピカソは1881年スペインのマラガで生まれ、14歳でバルセロナの美術学校に入学しました。
ピカソの10代の頃の作品やデッサンを見ると、彼がいかに天才だったかがわかります。10代のピカソのデッサンはもはや完璧で、10歳の頃描いたといわれる作品群も、普通の画家が数十年かかって到達するだろう(私なんて一生かかっても到達できない)地点に達してます。ピカソは15歳ですでに、完成した画家だったのです。

この美術館には、ピカソが10代で描いた風景画もたくさん展示してあります。どの絵も素直で、気負わずに観ることができ、思わず「私、この絵が欲しい!」と言いたくなるような愛すべき小さな絵もたくさんあります。

19歳から23歳までピカソは、パリとバルセロナの間を行ったり来たりしていました。
この20代前半に描かれた絵が有名な『青の時代』です。
貧しく虐げられた人々、盲人や老人や母子が、暗く沈んだ青と緑の絵の具で描かれていて、絵画なのに、純文学に近い印象を受けます。

まだ無名だったピカソは、絵は売れず貧困に苦しんでいました。その上、親友が自殺する事件もあり、彼自身不安と孤独の中で描いた絵なのかもしれません。
青の時代の絵画は、世界中に散らばっていますが、この美術館には、『青の時代』の作品の下絵やデッサンがたくさん残されています。

この美術館には、晩年の「ラス・メニーナス」の連作が展示されています。
『ラス・メニーナス』はベラスケスの傑作で、原画はプラド美術館に展示されています。ピカソはこの絵にインスピレーションを受け、58枚の連作を描いていますが、どの絵もユニークで、つい笑ってしまいたくなる絵もいっぱいです。

この美術館は、15世紀の廻船問屋のお屋敷だったそうです。
ですから、中世の頃の地中海貿易の豪商の、華やかなりし生活を想像してみるのも楽しいものです。
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ピカソ美術館の中は撮影禁止だったので、入り口のところで写してもらった写真です。
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by voyage1025 | 2007-03-09 18:42 | 美術館
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旅と写真と映画が大好きな ボヤージュの日記です。mixiでもボヤージュです。


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